寺子屋へのお誘い
法話会へのお誘い
              
六月二十三日に今年二回目の法話会を開催させていただきました。当日は檀家の方だけでなく一般の方にも参加いただきました。
               
              
              いつも法話会の始めには「重誓偈」(じゅうせいげ)を皆さんで声をそろえてあげております。
              
              今回はいつもあげている「重誓偈」には何が書かれているかについてからお話を始めさせていただきました。
               
              
              重誓とは誓いを重ねると読みますが、この誓いをされた方は阿弥陀様です。阿弥陀様は悟りを開く前に四十八もの誓いを立てられます。重誓偈は、その要旨をまとめているもので「仏説無量寿経」(ぶっせつむりょうじゅきょう)の中にあるものです。
               
              
              趣旨をまとめると、
              
              ・私は大いなる恵みの主となります。 
              ・悟りを得た暁には、その名を世界に届けましょう。
              ・これらの願いが成し遂げられなければ、仏にはなりません。
              
              
              といったことが書かれています。  
              
              さて、阿弥陀様の誓願と言えば十八番目の願が有名です。これは、「世界中の人々が極楽浄土へ生まれたいと十回まで念ずればその願いをかなえる。」というものです。
               私たちは阿弥陀様のこの願をかなえるために、念仏をしているのです。
               念仏とは「仏様の事をいちずに心に思う」ことであったと言われていますが、今では称名念仏といって仏様への思いを言葉に出すようになりました。その言葉こそが「南無阿弥陀仏」です。
               
              
              私たちは阿弥陀様の願いをかなえるために「南無阿弥陀仏」と唱えているのです。ぜひ、心をこめて「南無阿弥陀仏」を唱えていただきたいと思います。
              
              
              (講師 衆徒 浅尾 太一/常國寺だより2013年夏号より抜粋)
            
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